高杉商事とは
昭和22年の創業以来、一貫して業としてきた一般廃棄物収集運搬処理業、下水道施設維持管理業など、わが社の環境衛生事業はまさにSDGsそのもの。皆様の暮らしを基盤から支える社会インフラ企業として、これからも使命感と充実感、そして誇りを持って邁進してまいります。
未来の社員皆様へ
いま時代は建設から維持管理です。
日本全国に埋設された下水道管渠の総延長は49万㎞(地球12周分)、標準耐用年数の50年を経過した下水道管渠は2.5万キロメートル。下水道管渠の漏水等が原因とされている道路などの陥没事故はなんと年間3000件に上ります。
また、下水処理場は全国に2,200箇所あり、機械・電機設備の耐用年数の15年を超えた施設は1,800箇所にのぼります。
私達が日々利用している社会インフラは想像を超えるスピードで老朽化が進んでいるのです。まさに維持管理を担う人材の育成とともに、維持管理技術の改善や開発が急がれる状況です。
わが社は昭和48年に三鷹市公共下水道の運転維持管理を受託し、その後各市の下水道施設の運転管理業務を受託してまいりました。
その実績を基に東京都流域下水道の多摩川水再生センター・八王子水センター再生運転維持管理業務、北多摩二号水再生センター・浅川水再生センター運転維持管理業務等を受託し社員の技術と技能を研鑽してまいりました。
また、わが社は社員の資格取得を積極的に支援しています。下水処理場の運転管理では下水道管理技術者や電気主任技術者等、下水道管渠の清掃・修繕は土木施工管理技士等の資格者が必要です。
一方、ごみ処理の分野では近隣都市の一般廃棄物収集運搬業務とごみ処理施設やリサイクル施設の運転管理業務を誠実に努めて顧客と地域の皆様の信頼に応えてまいりましたが、今後これらのインフラ施設は老朽化が進むにあたり、早急な保全業務とともに現場経験を積んだ誠実な人材がますます必要となっているのです。
こうした人材の必要性と共に、わが社が今意識しているのは、マネジメントサイクルの時代です。これからの課題は清掃・点検で得た膨大な維持管理情報を分析整理し、データベースを構築し、これを活用して修繕や改築更新を適切な時期に効率的に実施することです。さらに、修繕や改築のデータを更新しPDCAのマネジメントサイクルを回すことが重要だと考えています。
高杉商事のこれから
創業以来一貫して業としてきた一般廃棄物収集運搬処理業、下水道施設維持管理業など、わが社の環境衛生事業はまさにSDGsそのものです。
この先も変わることなく、長らく蓄積した経験と技術が評価のもと受託したインフラ施設の維持管理業務や修繕・改築更新事業を会社の基盤事業として進めてまいります。わが社には生活の基盤である社会インフラ施設を維持管理する使命感と充実感、そして誇りをもって仕事が出来るステージがあります。
企業経営は時代のニーズを的確にとらえて対応しなければなりません。少子高齢化時代を迎え、働き手の不足など避けて通れない問題がさし迫っています。
我が社のこれから進むべき方向はストックマネジメント、アセットマネジメントを活用して包括民間委託や、PPP/PFIによる効率的な維持管理を提案し実践することです。
これからもライフラインを支える企業を目指し邁進いたします。
そして、今も昔も社員は何よりも大切な会社の財産です。